そんな僕と対極にあるA氏は「食べ物を食べる為に生きている」思考の持ち主。美味しいものを美味しく、さらに美味しく。さらに倍。なわけで以前は120kg超級だったわけですが、病的なまでのダイエットで現在は70kg台。
でも、「食いてぇ、食いてぇ。」とノイローゼ気味にテラめしのホームページを眺める毎日。「食べると太るから」などと言いながらも「食いてぇ、食いてぇ。」とノイローゼ気味にテラめしのホームページを眺める毎日。
食べたら太るなどという事はあり得ないわけで、食べたから太るわけじゃなくて食べた分のエネルギーをきちんと消費しないから太るわけです。・・・体質かもしれませんが。
で、そんなA氏が「比較的近いから行きましょう」と誘ってくれたのがココ。「味の横綱」
「量>味」なような気がしなくもないが「テラめし」というヤツを死ぬ前に経験しておかないと後悔するような気がするわけです。僕とA氏のスケジュールとカロリーコントロールと気合いを調整して行ってまいりました。初テラめし。
店構えは普通にある街のラーメン屋さん。広いとは言えない店内はカウンター席のみ。席に着くと同時に先客に出される異常に美味しそうな香りの謎料理。「僕もそれ」と言いたいところでしたが、どう見てもそれは普通盛り。今日はテラめしを食べにきたので、ぐっと我慢。
タンメン大盛りを太麺で注文した後、店主のおじさんが料理するのをほげ〜っと見ていたのです。中華鍋に、モヤシ。スープをかけて調味料。そして少量のキャベツ、ニンジン、ワカメ。そしてさらにモヤシ。ついでにモヤシ。ってな感じで山高く盛られたモヤシ・・・いちおうメンが埋まっているらしい。でも、それは僕達のではなくて先客の注文でした。
それを見て、あきれる僕の横でA氏は何を感じていたのか・・・。
「すごいね、それ大盛りかい?」と酔っぱらった他の先客が店主に聞くと
「いや、これは普通盛りだよ」と、しれっと答えやがる。
ちょっと待て。峰不二子クラスにモヤシが盛られたソレが普通盛りだと・・・。
「じゃあ、大盛りはどんな感じなんだ」
「これから作るからすぐわかるよ」と、答えやがる。
それを見て聞いて、怯える僕の横でA氏は何を感じていたのか・・・。きっとワクワクテカテカだったのでしょう。
そして大盛りの調理が始まりました。もう戻れない・・・。
中華鍋にモヤシ。この時点で既に市販されているモヤシ2袋くらい。そこにザルをあけるような感じに大量のモヤシを追加。圧倒的物量というのはこういう時に使うべき言葉なのだと痛感。ちゅうか見ているのがツライ。スープをかけて調味料。そして少量のキャベツ、ニンジン、ワカメ。そしてさらにモヤシ。ついでにモヤシ。まだまだモヤシ。一度に2人前を作っているとはいえ、モヤシ多すぎ。
メンとスープがセットされたドンブリにモヤシが積まれていきます。崩れないように押し固められながらモヤシが積まれていきます。ぎゅっぎゅっと固められながらも際限なく積まれていくのです。
食べる前にレフェリーストップがかかりそうな勢いです。
で、出てきたのがこれ。携帯電話で撮影したので日付けはいっちゃってます・・・。

「いただきますっ!」と喜び勇んで食べ始めるA氏。体は70kg台でも頭脳は120kg超級なんだ・・・なんてしみじみ感心している余裕はありません。
この虹キャラのごとくな山モヤシをどうにかしないことにはメンにもスープにもたどり着かないのです。メンがスープを吸って倍増する前になんとかしなければ、お腹いっぱいの上に美味しくないメンを無理して食すハメになる。それはツライ。
とりあえず目の前のモヤシに集中して食べはじめ、モヤシ、モヤシ、モヤシ。モヤシしか口に入ってこない。何の試練だ、これは。
ガッツリと口に運べればまだましなのに、熱いからそれもままならず、少量のモヤシを口に運び、モヤシ。モヤシ。モヤシ。無限地獄とか輪廻とか輪舞曲とかそんな感じ。
なんとかモヤシ山を半分に崩した時点で隣のA氏は「メンいきました」な状況。なんだその通常の3倍みたいな食し方は・・・。
まあでも、こっちもメンが少し見えてきたので、ちょっとメンを食べてみる。硬めの太麺。そしてそれは危険な香り。メンを先に食べてしまうと胃の中でふくれてモヤシが入らなくなる。モヤシを全部平らげるのでも、メンにちょっかいを出すのでも、どちらにしろ地獄。
・・・でもモヤシだけ食べていてメンが食べられなくなったらアホなので両方食べる事にしました。
タンメンは全体的に薄味で、どちらかと言えば薄すぎなくらいだったので、味的に量を食べていてツライということはなかったのですが、単純にモヤシとメンしかないので、美味しいか?と聞かれれば「普通」としか答えようの無い味でした。一口目は美味しかったですが・・・。
そんなこんなで、やっとドンブリ内が通常店の普通盛りラーメンになった頃、「ごちそうさまでした」ってな感じでA氏が完食。きっちりスープまで飲み干す体は70kg台、脳は120kg超級。物足りなそうな雰囲気が・・・。
もう残せない。
残すつもりは毛頭なかったわけですが、スープまで飲み干されてしまった時点で決定的ダメージを受けた気分でした。ザクマシンガンでこつこつとダメージを与えていったところにビームライフルの一撃で逆転負け!みたいな感じ。
汗を拭きながらモヤシとメンを押し込んでいきます。食べてんだか入れてるだけなんだか、よくわからない。少なくとも言える事は「飽きた」。
幸いだったのは最初から最後までメンが一定の品質を保ってくれた事。そして思ったよりも量が無かったこと。大盛りなのはモヤシだけでメンは普通盛りだったようです。これでメンまで増量だったのならリバースカードがオープンされていたかもしれません。
ほどなくしてスープを飲み干して終了。食後の腹具合いはジャブジャブ麺よりも楽な感じ。デザートにプリンぐらいなら入りそう。
で、ごちそうさまをしてお店を後にした頃。妙にテンションが高くなっているような気がしました。イーターズ・ハイというヤツでしょうか。違う?
ちょっとおなかが辛かったので、のんびりと各駅停車に揺られて帰りました。
さて、ここからが本番。
我が家の掟は「外で食べても家でも食う」。今日の夕食は生姜焼きです。

