駅を出たところに一軒の店があるのである。赤と緑の看板はまばゆい照明を駆使して私を引き寄せようと必死なのである。その成果か他に店がないからか私はここでよく買い物をする。
この店の凄いところはエブリディエブリタイムなところであろうか。つまり24時間365日フル稼働なのである。当然の事ながら私にそれを要求してはイケナイ。現在の最長連続稼働時間は36時間なのだが私はこの記録を延ばしたいと望んでいない。お願いだ、上の人よ。
話を戻そう。私はドアを押し開き店内に入る。開閉を人の意志に任せられたエコロジーなドアである。内側に開くと床下の絨毯が挟まって閉まらなくなるという特徴があるが私は非常に気に入っている。続けて入店する人がいるときにドアストッパーがいらないのである。合理的かつ洗練された機能であると感心するばかりだ。
さて入店したらまず雑誌売場に向かわなければならない。これは宿命であり礼儀であり義務になっている。とりあえず雑誌棚に目を通さないうちは店内を闊歩する自由を与えられないのがこの店のしきたりだ。
そういえば今日、「●●Exという雑誌にローサたん特集が4ページ掲載されていましたよ。」とMJ君が言っていたのである。妻子持ちの社会人が昼休みから「えちぃ」な雑誌を立ち読みしているのはいかがなものかと思う。だいたいローサたんファンならば購入して神棚にお供えするのが当然であるが、彼はファンではないのでそれは責められない。私は見てしまうと買ってしまうので見ないのである。我慢ができる強い子なのだ。
雑誌棚の隣はデザート棚になっている。雑誌を読みながらのデザートを提唱する素晴らしい商品陳列のはずなのだが、いかんせんケーキの数が少ない。いつも売り切れなのだ。甘い物が大好きな私には非常にツライ入荷数となっているようだ。辛い物より甘い物だ。甘い物がないという事は満員電車で周りがすべて相撲取りだったという事態に比べても耐えがたいレベルだ。この店は菓子でも甘いものが少ない。僕の身体は甘い物を欲しているのにだ。決して催促ではない。
さて目的の半分を消化した私は飲料棚の前に立つことになる。ここにはたくさんの「はっぽっぽーしゅ」が並んでいるのだが、選ぶのはたいてい赤い奴だ。シャア専用である。これがハッキリと最初からシャア専用として作られた商品であったならば私は買わないだろう。赤い「はっぽっぽーしゅ」を買った理由がシャア専用という理由は私だけにわかればよいのである。同じ理由で蒼い巨星というのもある。
しかし今日は「はっぽっぽーしゅ」ではなくカクテル系に手を出してみたのである。なんのことはない、この間かみさんが飲んでいたのが羨ましかっただけだ。
缶を手に取ると後ろから同じ商品が前にせりだしてきた。なんとなく後戻りが出来ないという脅迫概念を覚えてしまうのは私だけだろうか。
続くのである。巡礼の旅はとうとう最終目的地であるレジに到着しようとしているのだが、ココに大きなハードルが待ちかまえている。食玩である。特にガンダム系が置いてあったときは危険なのである。食玩を買うよりも「HGストライクルージュ + IWSP」を買った方がいろいろお得であることはわかっているのだが食玩は買わないと無くなってしまうのである。脅迫概念を覚えてしまうのは私だけであろうか。
幸か不幸か今日は食玩にめぼしい物が見あたらなかった。あれば困るくせに無いと寂しいのである。
そしてとうとうレジなのだ。驚いたことに今日は女性店員が待ち構えているのである。普段は男性店員しかいないのに。手には可愛い柄のカクテルが一つ・・・似合わないのである。せめてスルメイカでもセットにしたほうがいいのだろうか。いや、それでは店側の思う壺というものだ。
店員側は顧客が思っているほどに意識はしていないのだ、と言い聞かせつつ商品を出し代金を払う。そして普通におつりをもらえたのである。ほっと一安心である。今日は「つり銭落下係数」を計算しなくてすんだのだ。「つり銭落下係数」とはキモオタ度に比例する係数である。触れたくない相手ほどつり銭が高高度から落下させられる。つり銭の授受で、キモオタ、オタ、普通、らぶらぶ、といった世間一般的評価が行われることになるのだ。
小心者の私はほんの少し上から渡されただけでも泣きたい気持ちになる。店員側は顧客が思っているほどに意識はしていないのだが。
最後に機能的なドアを押し広げて外に出るのである。この時も小心者の私には緊張の一瞬なのだ。万引きに間違われやしないかとドキドキしてしまう。やましい事が無いのにだ。駄目な私である。
もしかしたら一連の不安やスリルを味わいたいがために私は店によるのかもしれない。
やはり、はらたま調は難しい。
2004年06月30日
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はらたま調でいってみよう
Excerpt: 苦労は買ってでもしろ!ということで、挑戦してみたのである、が・・
Weblog: わんっ!
Tracked: 2004-07-02 00:18
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はらたま調でいってみよう
Excerpt: 苦労は買ってでもしろ!ということで、挑戦してみたのである、が・・
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強迫観念を覚えます。> せり出し
いけません(^^;
発泡酒は赤くなくても買います(^^;;
同じネタでシェクまくバージョン(笑)を書いてみたら全然違う書き出しになってびっくりです。
おつりをもらう時、
たまに上下からお客さんの掌を押さえ込むような形で、渡してくれる店がありますよね。
若い女性の店員さんに、そんな風にしてもらえると、
とてもとてもうれしい、ものです。<ただのオヤジだな、自分
・くどい「である」調
・「普通そんなこと誰も気にしてないだろ」に時間をかける
・三回くらい同じ表現を繰り返してみる
>やはり、はらたま調は難しい
完璧ですよ。
_| ̄|○ ←すっかりやられた感じらしい
ちなみに私は「シャア専用」も好きなのであるが、
妻の希望が強い「白い奴」を良く購入するのである。
さあ、あなたもレッツトライ(こら)
さあ、みんなでレッツトライ(意外と簡単だぞ)。
みんな! 自サイトを使って、ぼくとあくしゅ!!