仕事をしていて「思わず涙したアノひと言」というと強烈な一言を思い出す。たぶん言った本人は聞こえているとは思っていなかっただろうし、それほどスゴイ台詞でもない。おそらく。
それは、何年か前・・・
それまでずっと同じプロジェクトリーダーの下、少人数で仕事してた。たとえるならば黒い三連星(ガイア、マッシュ、オルテガ)。で、僕はいつも怒られてた。
「困ったやつだ」
「ガキの使いじゃあるまいし」
「君らしいよ、まったく」
「このシステムで問題出てるのお前の担当箇所ばっかりじゃん」
本人的にかなり一生懸命やってて、怒られる以上にきちんとやってるはずなんだけど、それでも怒られるばかりで、「ああ、僕には向いてなかったんだな・・・」と転職情報誌を読んだり、眠れなかったり、逆に体が動かなかったり。会社でも家でも空虚感がいっぱい。どこで何をどうやってどうすればいいのかさっぱり考えられなかったり、逆に追い出される時間まで仕事してた。マイッテイタ。
相談できる相手がいればマシだったのかもしれない。一度かみさんに相談してみたが、逆に三倍ぐらい落ち込まされたのでそれ以降相談するのはやめた。職場の先輩は遊ぶことにしか真面目で無いように見えたし、僕は彼らに心を開いていなかったので相談できなかった。普段から「困ったことがあれば相談しろよ」「こういう時はこういう風にすればいいんだよ」とか声をかけてくれるならともかく・・・だ。コワレテシマイソウダッタ。
で、あるときプロジェクトリーダーを任されることになり、正直不安いっぱい。30cm以上ある要求仕様を前にクラクラした。
「本当にシェクまくで大丈夫なのか?」
不安なのは僕だけじゃなくてまわりも同じ。事務所長が僕といつも組んでいたプロジェクトリーダーに話し掛けるのが聞こえてきた。「う〜ん、どうでしょうね。」「まだ無理ですよ、まあ俺がフォローしますから。」「他にアサインできる人がいないんだから仕方ないでしょう」ってな返答だろうと思っていた。
それが
「あいつなら大丈夫ですよ。」だった。いや、マジで。
あ、(ちょっとは)認められてたんだ。と職場なのに泣きそうになった。普通の台詞だけど救われた。それが僕の「思わず涙したアノひと言」。
決定!エンジニアが思わず涙したアノひと言大賞2004
posted by シェクまく at 00:25
| 千葉

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